最重度の知的障害児である長男は、よくパニックになり泣いて暴れます。
小さな頃は切り替えることができず
1時間でも2時間でも癇癪を起こし、暴れながら泣き続けていました。
最近は以前より切り替えが早くなってきていますが、
それでも思い通りにならなかったり、もともと苦手である人の多い状況下では、
泣き出して収拾がつかなくなることがあります。
本日は、パニックや癇癪の際の我が家なりの対応方法をご紹介します。
筆者紹介
- 神奈川県横浜市在住
- 最重度知的障害&肢体不自由児の7歳長男(ぽんすけ)と、4歳長女(みーさん)を育てる母
- フォトグラファーをしながら、仕事と障害児育児のあり方を模索中
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癇癪やパニックの際の落ち着かせ方(ぽんすけの場合)
抱っこする
3歳くらいの小さな頃は、抱っこをして視界を変えてあげると落ち着くことがありました。
7歳現在、体重も増えたため暴れている時に抱っこで落ち着かせるのはなかなか大変です。
揺れ遊びをする
抱っこしたまま、ぐるぐるっと一回転して体に刺激を入れると、
切り替わって落ち着くことが多いです。
こちらは現在も比較的有効で、抱っこだけでは暴れたままですが
ぐるぐるっと回転するとケラケラと笑ってくれる時があります。(重いので大変ですが!)
場所を変える
こちらは3歳頃からよくやっていた方法です。
泣き始めると、本人もなぜ泣いているかのかわからなくなります。
目を閉じて泣いてしまっていることが多いので、
場所を変えて空気を変えることで本人もふと気付き、落ち着くことがありました。
ぎゅっと抱きしめる
泣いて暴れている原因が、「構って欲しい」とか「寂しい」という場合もあります。
確かに妹が産まれたばかりの頃は情緒が不安定でよく泣いていました。
そのため、泣いて暴れて近寄ってきた時には、そのまま包み込みように
ぎゅっと抱きしめるだけで落ち着く時がありました。
歌を歌う
赤ちゃんの頃から人より聴覚が過敏でした。
そのため歌への反応はとても良く、小さな頃から
大好きな歌を歌ってあげることで落ち着く確率がかなり高かったです。
現在も比較的有効です!
お風呂に入れる
これは、どうしようもなくなってしまった時に看護師さんがやってくれたことです。
2時間ほど泣いて暴れて落ち着かず、私が呆然としてしまっていた時、
ちょうど訪問看護師さんが入浴介助に来てくれました。
泣いて暴れるぽんすけでしたが、そのままお風呂に入れてもらったところ
すっと泣き止みました。
「どうしたの?」と、聞く姿勢を見せる
7歳現在、認知面が少しだけ上がってきてから有効になった方法です。
ぽんすけの方を向き、「どうしたの?」「何があった?」と
全力で聞く姿勢を見せるだけで、落ち着くことがあります。
癇癪やパニックを起こした時に気をつけること
危険なものを退かす
泣いてパニックになると、周りにあるものを投げるという困った癖があります。
そのため、暴れだした時には、投げると危ないものを周囲からどかします。
癇癪やパニックの予防策
事前に「おしまい」をしっかり伝える
遊びでもなんでも、
終わってしまうことが嫌で癇癪のスイッチが入ってしまうことがあります。
そのため本人が楽しんでいるときは「あと10でおしまいね!」と事前に伝えて
「1、2、3、4〜」とゆっくり数を数えます。
「10」まで数え終わった後に、「おしまい」としっかり伝えると切り替えて、
癇癪を起こさず終わらせることができます。
まとめ
癇癪やパニックには、小さな頃からとても困っていました。
障害が軽度の子であれば、「落ち着くまでそっとしておく」などの対応方法が
有効なのかもしれませんが、ぽんすけの場合は放っておくと悪化してしまいます。
寝かしつけも、この癇癪とパニックのためにとても苦労してきました。
現在もそうですが、外出時に暑くて体温調節ができなかったり、
過ごし方がわからなかったりすると泣き続けてしまうこともあります。
泣いてしまった時の対応方法はその子どもそれぞれだと思いますが、
一度泣いて暴れ出してしまうと本当に大変です。
我が家でも、色々と試したり療育センターの先生などに相談に乗ってもらいながら
現在の対応方法にたどり着きました。
療育センターについてはこちら↓
今後もその時々に合ったやり方を探りながら、
新たな対応方法を発見した際にはブログに綴っていきたいと思います。
どなたかの参考になれば嬉しいです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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