療育センターの通園とは?1日の流れや効果を解説【実際の感想】

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  • 「療育センターってどんなところ?」
  • 「どんなことをするの?実際、効果はあるの?」
  • 「子どものために通った方が良いのか、親が大変ではないのか知りたい。」

療育センターの通園(療育園)に通うかどうか迷っている方や、

これから通うけれど不安に思っているという方は多いのではないでしょうか。

長男は、ちょうど1年前まで療育センターの通園に、3歳から3年間通っていました。

効果があったかというと、私達親子とっては必要不可欠な場所でした

通園のおかげで、親子共々大きく成長できたと思っています。

療育センターの通園とはどんなところなのか、どんな流れで活動をしているのか。

3年間通ってみたメリットや効果について、体験談をもとに詳しくご紹介します。

筆者紹介

  • 神奈川県横浜市在住
  • 最重度知的障害&肢体不自由児の7歳長男(ぽんすけ)と、4歳長女(みーさん)を育てる母
  • フォトグラファーをしながら、仕事と障害児育児のあり方を模索中

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目次

療育センターの通園とは?

就学前の障害児で継続的な療育が必要な場合の通園施設です。

障害のある子にとっての、幼稚園のような存在。

療育センターの通園の1日の流れ(付き添いの日の例)

10:00 登園、お支度、個別課題

登園すると、まず決まった流れで支度をします。

・手を洗う

・靴や靴下を脱がせて所定の場所に置く

・タオルをフックにかける

・給食セットを箱に入れる

・個別課題(型はめ、紐を引っ張るなど)

・トイレに行く(便座に座る練習)

10:15 朝のあつまり

朝のあつまりも、必ず決まった流れで行います。

・朝の挨拶

・歌

・名前呼び

・月替わりで手遊び、紙芝居など

・お茶を飲む

10:45 プログラム

毎回先生が様々なプログラムを用意してくれます。

子ども達は大喜び。

絵の具、粘土、紙遊び、寒天、スライム、揺れ遊び(室内ブランコなど)、園庭遊び、プール etc

11:45 給食

給食の介助です。

自分もお腹が空いていると、この介助中お腹がなりっぱなしです。

通園の3年間、ぽんすけは自力では食べられなかったため

介助+自分で食べる練習をしていました。

12:20 着替えや自由遊び

食後、ぽんすけは着替えの練習をしていました。

それが終わったら自由遊び。

ぽんすけの好きなおもちゃで遊べます。

ここで見つけて大好きになったおもちゃもあります↓

ここまで終わると、母達にとっては唯一の自由時間!

同じ境遇のママ達と一緒にお喋りしながら、自分のご飯タイムです。

悩みを聞いてもらったり、苦労話を笑いに変えてストレス発散をしたり、

有益な情報を交換したりと、貴重な時間でした。

13:40 帰りのあつまり

帰りの集まりは、決まった歌を歌います。

いつもタンバリンを配られて、歌に合わせて叩く練習。

歌が終わると箱を目の前に出されるので、

そこにタンバリンを入れて片付ける練習をしていました。

ぽんすけも、目の前に箱が来ると持っているものを入れるという習慣がつき、

色々な場面で役立っています。

14:00 降園

通園バスor保護者と一緒に帰宅します。

通園の良かったところや効果5つ!

①知識の豊富な先生に何でも相談できる環境

通園の中でのことはもちろん、生活面で困っていること、就学のことなど、

何でもすぐに相談に乗ってもらえる環境はありがたかったです。

わからないことだらけだったこの時期に、

知識の豊富な先生が近くにいてくれるというのは心強く、

何度も救われました。

②リハビリの先生と連携して見てもらうことができた

通園では、リハビリでいつもぽんすけを見てくれている

理学療法士や作業療法士の先生と連携を取って、細かなことを確認してくれます

例えば机や椅子の高さが合っているか、介助の進め方はどうすればやりやすいか、

設定する課題はどれが良いかなどなど、多岐に渡ります。

専門の先生に見てもらえるというのは、親としては安心でした。

③積み重ねによる身辺自立の習得

ぽんすけは、言葉での指示通らないため、自分が次に何をしたら良いのかわかりません

しかし、決まった順番があれば、繰り返すことで次第に身に付いていきます。

例えば「タンバリンを箱に入れる」ということ一つでも、

何度も何度も繰り返すうちに、できるようになりました。

親だけでそういったことを行うのは大変ですが、

通園の中で必ず決まった流れに基づき繰り返し行うことで、

本人も安心して覚えていくことができました。

そしてそれは、地道に繰り返し続けていけばできるようになるんだ

という私自身の発見でもありました。

④長男の対応方法を学ぶことができた

例えばこんな時の対応方法を学ぶことができました。

パニックになってしまった時にどうすれば良いか

食事を拒否して食べない時にはどうしたら良いか

待たなければいけない場面でどのように過ごすか

などなど。

一人ではわからなかったと思います。

⑤同じ境遇のママと知り合うことができた

これは繰り返し書いていますが、やはり同じ状況で一緒に悩みながら

頑張ってきたママ達は、特別な存在です。

卒園後も変わらず仲良くしてもらっています。

療育センターの通園の大変なところ

付き添いが必要

私の住む地域の療育センターでは

終日付き添いが必要な親子日と言われるものがありました。

年少の時は週2回or3回の登園全てが親子日。

年中、年長では週1回のみ親子日(残りは分離)でした。

この付き添いがなかなかハードです。

朝の支度からプログラム、食事介助まで行い、ようやく休憩。

休憩時間は日によって20分〜40分程度です。

帰るといつもぐったりでした。

先生やメンバーは運次第

これは障害のないお子さんの場合でも同じことだと思いますが、

付き添いの場合どうしても一緒に過ごす時間が長くなります。

そのため、合わないママや先生だと少し大変かもしれません。

私は運良く3年間とも先生やメンバーに恵まれて楽しく過ごすことができたのですが、

他のクラスでは途中で辞めてしまうママもいました。

まとめ

入園した最初の1年間は、週3回の付き添い通園。

10時から14時、付きっ切りで子どもと向き合うのはなかなかハードでした。

そのため付き添い(親子)通園に関しては、

親の負担が大きすぎるなどの反対意見もあるようです。

しかしながら私としては総合的に考えるとメリットの方が大きかったですし、

3歳というぽんすけがまだ小さい頃に経験できて良かったと思っています。

年中からは1人で通うようになり、付き添いは週1回のみになりました。

また我が家では保育園を併用することにしたため、負担は随分減りました。

現在小学校1年生になり、4月からは2年生。

通園の時の3年間に比べると自分の時間もでき余裕が持てていますが、

付き添って間近で見ていた時が懐かしくもあります。

療育センターの通園は、自分にとってもぽんすけにとっても成長の場所でした。

通って良かったと心から思っています。

どなたかの参考になれば嬉しいです。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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