【写真付き体験レポ】障害児とキャンプへ行こう②《困り事と解決策》

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前回に続き、キャンプのお話。

今回は、我が家が実際に経験してきた、困ったこと&解決策をご紹介します。

最重度知的障害&身体障害児であるぽんすけを連れてのキャンプは、それなりに大変。

今まで沢山の失敗や困った経験をし、その都度、解決方法を模索してきました。

その結果、今では家族みんなでキャンプを楽しむことができています

筆者紹介

  • 神奈川県横浜市在住
  • 最重度知的障害&肢体不自由児の7歳長男(ぽんすけ)と、4歳長女(みーさん)を育てる母
  • フォトグラファーをしながら、仕事と障害児育児のあり方を模索中

このブログが目指していることや、詳しいプロフィールはこちら

前回の記事はこちら↓

目次

困り事その1「過ごし方が本人もわからない」

長らく歩けなかったぽんすけ。

寝んねやお座りでその場から動けないぽんすけは、

慣れていない&何もない空間でどうやって過ごしたら良いのかわからず

ぐずぐずしてしまうことが多かったです。

ポータブルDVDを持って行っていた時期もありましたが、

せっかく自然の中に来ているのになんだかなーと思い、数回でやめてしまいました。

また、自宅でよく遊んでいた「くるくるチャイム」という

最高に大好きで最高にかさばるおもちゃを持参していた時期もありました。

しかしおもちゃだけでは、楽しめるのもせいぜい1時間程です。

好きなおもちゃについてはこちら↓

解決策1「火を眺める」・・早めに焚き火をスタート!

現在、キャンプ場で遊べるぽんすけの好きなものは3つ。

1つ目は「火」です。

もともと花火が好きことは知っていたのですが、焚き火が大好きということが

判明してからは大助かり。

到着してテントを設営できたら早めに焚き火をスタートさせます。

万が一椅子が倒れても危なくない距離に座らせ、焚き火を見せてあげると、

きゃっきゃ言いながら眺めていてくれます。

夏場は花火をやることもあります。(花火がOKなキャンプ場か、ホームページ等で確認が必要です。)

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火を見ると嬉しくて足がバタバタしちゃいます。

解決策2「水で遊ぶ」・・暖かい時期には川や湖のあるキャンプ場へ

好きなものの2つ目は「水」

小さい頃から水が大好きで、ベビースイミングに通っていたこともありました。

キャンプ場は川沿いにあることろも多く、

春、夏、秋頃までは、川や湖があると、ちゃぽちゃぽと楽しむことができます。

ぽんすけもみーさんも、水遊びは大好き。

ただ、危険が伴うのでしっかり見守りが必要なことと、

自分では着替えができないぽんすけの濡れた服の着替え等、後処理が半端なく大変です。

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現在は必ずライフジャケットを着せるようにしています!

解決策3「草を触る」・・通年いける万能ニューアイテム!

好きなものの3つ目は「草」

最近発見した超万能なニューアイテムです。

最初は草が揺れる姿を眺めて喜んでいたのですが、公園へ連れて行った時に

触らせてみたら大喜び。

これは良い!と、キャンプ場でも草のあるところに座らせてあげます。

すると、かなり長い時間草を触って遊んでいてくれます。

ただ、草によっては手が切れるので要注意

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困り事その2「暑さに弱い」

小さい頃からそうですが、体温調節が苦手で熱がこもりやすいです。

ぽんすけが泣き始めて、理由を確認しに近くへ行くと

じわりと汗をかいていたり服の中が熱くなていることが多かったです。

体が大きくなり、多少は暑さにも強くなってきていますが、やはり得意ではありません。

解決策「標高が高くて涼しいキャンプ場を選ぶ」

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夏の暑い時期は、なるべく標高が高くて涼しいキャンプ場(山の上)を選ぶようにしています。

都合良くそういったキャンプ場が取れない場合は、前述したように川、湖などの水場があるキャンプ場へ。

それも無い場合には、小さいプールを持参することもあります。

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困り事その3「テントを張るのに時間がかかって待てない」

一番最初に購入したテントは、大きくて設営にとても時間がかかるものでした。

大人二人で設営できれば良いのですが、

現在は子どもたちの見守りに必ず一人必要なので、設営するのは夫一人。

当初慣れていないこともありましたが、毎回1時間以上もかかっていました。

そして夫がテントの設営やBBQの準備にかかりきりになるため、

私だけで当時1歳のみーさん&ぽんすけという

予測不可能な子ども達二人を屋外で長時間見ていることになります。

何度かそれを繰り返し、危うく私がキャンプ嫌いになってしまうところでした。

解決策「一人でも短時間で設営できるテントへ買い替えた」

買い替えについては散々悩みました。

しかし、この決断が大正解でした!

早ければ夫だけでも15分くらいで完成してしまうので、夫婦共々負担がぐっと減りました。

こちらのテントに買い替えました↓


テントは、子どもが小さかったり、障害があって手がかかるようであれば、

設営が簡単かつ短時間で済むものを強くお勧めします。

我が家が買い替えたテントは、小さめのワンポールテントと呼ばれるものです。

ちなみに、最初に購入したテントは、メルカリでそこまで損をすることなく手放すことができました。

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困り事その4「泣いている理由がわからない」

突然泣き出すのは、日常生活でもよくあること。

ぽんすけは話すことができないため、現状何が辛いのかを伝える手段がありません。

ただ、いつもの生活の中であれば、なんとなく前後の流れから想像して

汲み取れることが多いです。

(もちろんわからないことも多々あり、そんな時はいつも困ります。)

しかし、キャンプの場合、日常と違いすぎて通常以上にわかりにくいです。

解決策「残念ながら、いまだに見つかっていません」

いつか意思疎通ができるようになったら良いなと夢見ています・・。

現在は、こちらが経験値を上げて、泣くパターンの情報を増やしていくしかない状態です。

今までで一番難易度が高かった「泣いている理由」がこちらです。

「ブヨに刺されていた」

これは、自宅に帰って翌日お風呂に入れるまで、全く気付いてあげることが

できませんでした。

突然泣き出し、痛かったんだと思うのですが、

夜だったので暗くて見えず。更に服の下だったため発見できませんでした。

もしかしたらお腹が痛いのかな?便秘かな?と、持参した浣腸をしてしまいました。

ぽんすけにしたら、踏んだり蹴ったりです。

ごめんね・・次は気付いてあげられるはず。

ちなみに、ブヨに刺されてしまった時の処置用に、

キャンプには必ずポイズンリムーバーを持っていっています。

(この時も、持ってはいたのですが・・)

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まとめ

以上、ぽんすけを連れてのキャンプで実際起きた困り事と解決策でした。

楽しめるようになるまでには、長い時間がかかりましたし、ハードな道のりでした。

最初は、ぽんすけに無理をさせてしまっているのかな、と

お留守番(ショートステイや実家へ預ける等)を検討したこともありました。

(もちろん、今後例えば暑すぎる時期や、過ごすことが難しそうな状況の場合には

そのような方法を使うのも有りかなと思っています。)

しかし今のところは、長女みーさんの「4人で行きたい」という言葉に

背中を押されて、家族みんなで一緒に行き続けています。

行き続けた結果、ぽんすけはすっかり外が大好きボーイに。継続は力なり、でしょうか。

これからも、私と夫の好きなことに子ども達をいっぱい巻き込んで

家族で楽しく過ごして行きたいと思っています。

次回は、実際の1日のスケジュールや、

障害児を連れて行く際のキャンプ場の選び方についてご紹介します。こちらからどうぞ↓

最後までお読み頂きありがとうございました。

どなたかの参考になれば嬉しいです。

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