【感想】肢体不自由児のベビースイミング!実際に通ったメリット5選

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長男は成長がとてもゆっくりで身体が不自由ですが、

1歳から一般のスポーツクラブでやっているベビースイミングに通っていました

もともと子どもが産まれたらすぐにスイミングを習わせようと思っていたものの、

長男の成長発達があまりにもスローだったため躊躇していました。

しかし実際に通ってみると、長男にとっても私にとってもメリットだらけ。

身体が不自由な子こそ、ベビースイミングがおすすめだと思います。

本日は親子でベビースイミングに通った体験談をご紹介します。

筆者紹介

  • 神奈川県横浜市在住
  • 最重度知的障害&肢体不自由児の7歳長男(ぽんすけ)と、4歳長女(みーさん)を育てる母
  • フォトグラファーをしながら、仕事と障害児育児のあり方を模索中

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目次

体験レッスンの申し込み

体験レッスンの申し込みの際にぽんすけの身体の状態を伝えて

参加可能かどうか確認しました。

1歳になっていましたが、お座りはできず寝んねの状態でした↓

スポーツクラブ側からは、親子で入るため全く問題無いというお返事。

一旦電話を切りますが、その後別の先生から電話がかかってきました。

声から想像するに、年配のベテランの先生。

「ぽんすけくん、是非私に見させてもらえませんか!?」と、熱意を感じます。

そう言ってもらえたのが嬉しくて、先生のレッスンに行く約束をして電話を切りました。

体験レッスンで感じたこと

6ヶ月の子から3歳未満までのクラスだったため

赤ちゃんのようなぽんすけも、さほど違和感なく参加することができました

私に見させてくださいと言ってくれた先生は、想像通り大ベテランの先生。

終始ぽんすけのことを気にかけてくださり、上手に楽しませてくれました。

(その後、最終日まで本当にお世話になりました。)

ぽんすけはと言うと、陸上よりも水の中の方がずっと動きやすそう

もともと低緊張だったことで陸上での動作は本人にとっては大変だと思うのですが、

水中では少しの力で動くことができるため自由自在です。

また、脱力することが良いとされる背浮き(仰向けの体勢)では、

誰よりも上手に脱力!(常に脱力しているので当たり前なのですが・・)

「すごい!上手!」などと言ってもらって、

私もぽんすけも上機嫌で、すぐに通うことを決めました。

実際のレッスンの流れ

更衣室で着替え

赤ちゃんも多かったですし、みんな我が子の着替えに必死。

ぽんすけの着替え介助について、周りの目は一切気になりませんでした。

とはいえ着替えにはいつも時間がかかるので、

私は毎回洋服の下に水着を着て行き、更衣室で服を脱ぐだけにしていました。

ちなみにぽんすけ用に購入した水着はこちらです↓

プールの中で、おしっこ(やウンチ!)が漏れてしまうのが一番の心配事だったため、

水遊び用オムツに加えてオムツ機能付きの水着を使用していました。

太もも部分がキュッと締まっているので、漏れる心配が少なく安心でした。

この時はまだサイズが大きくてもたついていますが、しばらくするとぴったりになりました。

小さなプールで水遊び

毎回、プールサイドに小さなビニールプールを出してくれていました。

そこでちゃぽちゃぽと遊びながら、参加者が揃うのを待ちます。

ビニールプールで遊んでいる最中は、体を後ろから支えて座らせていました。

大きなプールのフチで水慣れ

プールサイドに座らせて足をバタバタしたり水をかけたり。

この時も、隣で体を支えてあげれば問題なくバタバタして遊ぶことができました。

プールの中で色々なプログラム

抱っこしてゆらゆらしたり、高い高いをしたり。

私自身も、この動作を陸上でするのは大変ですが、

水の浮力で楽にできるため、ぽんすけと触れ合える良い時間になりました

その後、子どもを仰向けにして首や背中だけ支えてプカプカする背浮き(←得意)や、

うつ伏せ、顔を水につける練習などをします。

最後はプールの中に設置してくれているちょっとした滑り台などを使って運動。

ぽんすけもその水の中の障害物での運動が、リハビリになりました。

自由時間

最後10分程、いつも広いプールを自由に使ってOKな時間がありました。

腕の浮き輪を試してみたところ、最初の頃は大泣きでしたが

何度か試すうちに次第に慣れて、浮き輪をつけてプカプカ浮くのが大好きになりました。

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最終的には、行きたい方向に動くために頑張って足をバタバタするまでに。

体の使い方の練習になりました。

この浮き輪は自宅用にも購入して、プールや海で、今でも大活躍しています。

腕の浮き輪があれば自由自在!@沖縄

ベビースイミングに通って良かったこと

水が大好きになった

水慣れ、という意味で大成功でした。

小さな頃からスイミングに通っていたおかげで、

現在も水に顔をつけることに全く抵抗がありません

おかげで入浴介助の際のシャワーも楽々です。

自由に動くことができて嬉しそうだった

水の浮力で簡単に動くことができるため、本人がとにかく毎回嬉しそうでした。

「水が得意で陸が苦手なんて、ぽんすけの前世はペンギンだね。」

と家族でよく話しています。

体力がついた

水中での活動は、体力を消耗します。

私も実際に一緒に入るので毎回かなり疲れました。

おかげでぽんすけの体力作りに、一役かってくれてました

また体の使い方の練習ができ、最終的には行きたい方向に向かって

頑張って進もうと足をバタバタする様子が見られました。

そしてスイミングの日にはよく動き、よく寝てくれたのも助かりました!

長男と触れ合える良い時間になった

どんどん体重が重くなるぽんすけを抱っこしたり、

ましてや高い高いをするのはとても大変です。

それが水中だと簡単にでき、

毎回ぽんすけの喜ぶ顔を見ることができたため私自身も楽しかったです。

地域の子ども達と触れ合うことができた

番外編かもしれませんが。

ぽんすけが通っていたのは障害児向けではなく一般のスイミングスクール。

当然、ぽんすけ以外はみんな健常の子ども達です。

小さな子ども達は、純粋に「ぽんすけ君なんで歩かないの?」と聞いてきます。

最初はなんと答えたら良いのか分からずもごもごしていましたが、

途中から、「産まれつき成長がゆっくりで、今歩く練習中なの」

と、きちんと伝えるようにしていました。すると、

「へー!」とか、「そうなんだ!頑張れー!」と応援してくれるように。

子ども達は、とっても純粋なのです。

障害のある子とない子は、日本では現状

大きくなるにつれて、分けられた世界で過ごすことが多いです。

こうやって関わりを持って障害のことを知ってもらえる機会は貴重でしたし、

私としては嬉しかったです。

ベビースイミングで大変だったこと

レッスン終了後の着替えが大変

水に濡れた状態での低緊張(ぐにゃぐにゃ)のぽんすけは、

着替えがなかなか大変でした。

終了直後の混んでる時間を避けて、いつもゆっくり更衣室に向かっていました。

周囲への説明

親子で一緒に入るということもあり、当然他のママかパパも一緒です。

最初の頃は、明らかに成長発達の遅いぽんすけについて

説明するのが少々面倒な時期もありました。

最終的には、毎回ほぼ同じメンバーで固定されて、

仲良くしてくれるお友達ばかりになりました。

私自身も気にならなくなったこともあり、

純粋にベビースイミングを楽しむことができました。

何歳頃まで通ったか

ぽんすけは、3歳まで通いました。

3歳からは通常親子分離のクラスになるのですが、

先生からは、良かったらこのままベビークラスで続けてくださいと言って頂きました。

もう少し続けたかったのですが、ちょうどその時期引っ越すことになったり、

長女を出産したり。残念でしたが、やむなく退会しました。

まとめ

ベビースイミングは、肢体不自由のお子さんにはとてもおすすめだと思います。

実際、通っていた療育センターの通園でもプールのプログラムが設けてあり

ぽんすけ以外の子ども達もプカプカ浮いて気持ち良さそうにしていました。

スイミングスクールによっては、障害児の受け入れに消極的な場合も

あるかもしれません。

ただ、ベビースイミングであれば親子で一緒に入るため

一般のスイミングスクールでも比較的違和感なくいけるのではないかと思っています。

ぽんすけにとっては、振り返ると唯一と言える習い事になりましたが、

当時勇気を出して通ってみて本当に良かったと思っています。

どなたかの参考になれば嬉しいです。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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