我が家では、食事の際に家族4人分、4枚のトレーを使用しています。
重度知的障害児であるぽんすけは、7歳現在、自分でご飯を食べる練習中です。
その際の食べこぼしがひどく、無垢材のダイニングテーブルを守るためにトレーを導入しました。
もともと汚れ防止のために導入したトレーですが、それ以上に家事動線が劇的に短くなったり、
いつものご飯がおしゃれに見えたりと良いことだらけだったのでご紹介させて頂きます。
筆者紹介
- 横浜市在住
- 最重度知的障害のある7歳長男(ぽんすけ)と4歳長女(みーさん)を育てる母
- フリーランスカメラマン
トレー配膳の手順
①食洗機から、洗い終わっている食器をトレーへ
我が家では食洗機を使用しています。
食器を食器棚へ戻す手間を省いて、食洗機から直接トレーへ乗せています。
食洗機についてはこちら↓
②食事ができたら、トレーの上にスタンバイしてある食器へ盛り付け
料理ができたら、後ろにあるトレーの上の食器に流れ作業で盛り付けていきます。
③トレーごとダイニングテーブルへ
配膳も片付けも、1人1枚のトレイを移動するだけ!
トレー配膳のメリット
テーブルが汚れない
とにかく一番はこれです。
ぽんすけの場合、トレーをはみ出してテーブルまで進出してまうことが多いのですが、
それでもトレーが無かったらと思うとゾッとします。
大人や長女に関しては、何かこぼしてしまってもだいたいトレーの上で済みます。
食後にサッとトレーだけ布巾で拭けばOKなので、とっても楽です。
配膳のための往復回数を大幅に減らせる
そして次の大きなメリットは、キッチンとダイニングテーブルを何度も往復しなくて
済むようになったことです。
以前は、料理ができたらお盆に乗せて運んでいました。
テーブルにはランチョマットを敷き、その上に一つ一つ料理とお箸をセット。
夫婦二人だった時にはそこまで大変さを感じていなかったのですが、
ぽんすけが自分でご飯を食べる練習をするようになり、食器や食具がそれぞれ違うため
この方法では毎回10往復以上することに。
トレー配膳に切り替えたところ4往復で済むようになったため、大変スムーズになりました。
食事やおやつなどが、おしゃれ&美味しそうに見える
これは思いがけない効果でしたが、無印良品の木製トレーの造りがとても綺麗なこともあり
このトレーに乗せるとなんでも素敵に見えてしまいます。
食事はもちろんですが、コーヒーや紅茶と、ちょっとしたお茶菓子をセットするだけでも
カフェのようになり、気分が上がります。
子どもが手伝いやすい
4歳の長女は、なんでも自分でやりたがるのですが、まだまだ危なっかしい年頃。
トレーであれば、お皿のまま渡すよりも熱くないですし、
万が一こぼれてしまってもトレーの上なら被害は最小限です。
汁物などは盛り付ける量を調整するなどして運んでもらいやすいようにしています。
トレーごとひっくり返してしまわないようにまだもう少し見守りが必要ですが・・・
食器に迷う時間を削減
大人と、食事の練習中のぽんすけ、自分で食べられるようになった長女みーさんとで
微妙にでお皿や食具が違います。
既にトレーの上に全てが乗っていれば一目瞭然。
誰が盛り付けを担当しても、食器に迷うことがありません。
使用しているのは無印良品の木製角型トレー
このトレーは、とにかく見た目が綺麗なんです。
オーク材でできていて、ウィールナットで繋いであります。
隙間なくぴったり重ねたり並べたりできるところも美しいです。
インターネットで注文したため、木目が一枚一枚異なるとのことで少々不安でしたが、
届いたトレーはどれも素敵でした。
テーブルに収まるなら、トレーは大きめがおすすめ
我が家が購入したのは、40.5cm×30.5cmの大きめのもの。
もう一つ小さいサイズと悩んだのですが、大きいサイズにして大正解でした。
大きなお皿も無理なく乗りますし、意外とあれもこれもトレーに乗せて
運んでしまいたいと思うことが多かったからです。
全部乗ってしまえばキッチンとダイニングテーブルの往復の回数も減るため、
トレーに関しては、大は小を兼ねると思っています。
こんな感じのサイズ感です↓
トレー配膳のデメリット
トレー購入の費用がかかる
無印良品の角型トレーは1枚2,490円
これを家族分購入したため、我が家では初期費用として9,960円かかりました。
トレーに1万円弱の出費というのは、なかなか高額です。
購入に踏み切るまで少々悩みましたが、
結果的に家事の大幅な効率化に繋がり、意味のある出費でした。
トレーの置き場所が必要
それなりに大きなトレーを収める場所が必要になります。
我が家では、毎日使うものなので収納はせずにキッチンカウンターの上に
4枚重ねて置いています。
食事の前に、この4枚のトレーを並べて支度を開始しています。
さいごに
毎日、ぽんすけとみーさんのお世話で大忙し。
「家事動線はできるだけ短く!」
そう思って、家事全般、時間のある時に動線の見直しをする日々です。
もともとトレーを導入したのはぽんすけの汚れ対策からでしたが、
家事動線の削減、そして素敵なものを使って自分自身の気分を上げる(奮い立たせる)
という意味でも、かなりの効果があったと感じています。
あまりにもメリットが多いので、自信を持っておすすめできる一つです!
最後までお読み頂きありがとうございました。
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