成長がゆっくりで、なかなか立ち上がらなくて・・。
低緊張なのかな。
リハビリを続けているけれど、一向に歩く気配がないよ〜。(涙)
我が家の長男は、低緊張と診断されてリハビリを続けていましたが、
ハイハイからなかなか立ち上りませんでした。
立ち上がらない(歩かない)原因は、
低緊張に加えて足裏の過敏や恐怖心などいくつかありました。
しかし一番はの理由は・・・
本人が、移動は「ハイハイ」で満足していた!ということ。
立たなくても、歩かなくても、本人は不便していなかったのです。
そんな長男に必要だったのは、通常のリハビリに加えて
「立つことのメリットを教えてあげること!」でした。
この記事では、
- 低緊張の子が歩かないいくつかの理由
- 立つ&歩くメリットとは?
- 立つ&歩くメリットを教えるためにしたこと
について詳しく解説します。
筆者紹介
- 神奈川県横浜市在住
- 最重度知的障害&肢体不自由児の8歳長男(ぽんすけ)と、4歳長女(みーさん)を育てる母
- フリーカメラマンをしながら、仕事と障害児育児のあり方を模索中
このブログが目指していることや、詳しいプロフィールはこちら
低緊張の子が、なかなか歩き出さない原因
低緊張の子は、筋緊張が弱く成長発達がゆっくりです。
なかなか歩き出さなかったのは、
長男の場合には低緊張以外にこのような原因がありました。
歩き出さない原因
- 足裏の過敏があり、自分の体重が足裏に乗るのが嫌だった
- 極端に怖がりで、危険なことをしたくなかった
- 歩く必要性がなかった
立ち上がらせるために必要だったこと
立ち上がらせるために必要だったのは、
「立つことのメリットを本人に教えてあげる!」ことでした。
歩ける筋力はあるのに歩かない場合、
それは気持ちの問題かもしれません。
そんな時、どうにかして歩かせたいという覚悟で臨んだ親子でのリハビリ入院。
リハビリ入院先でまず先生に言われたのは、
「ぽんすけくんはハイハイで移動できるから、何も不便してないもんね〜。」
「立つと良いことがあるって教えてあげるのが良いよ!」
という内容でした。
立つこと、歩くことのメリットとは?
立つことのメリットはいくつかあると思いますが、
メインはこの3つ!
立つこと&歩くことのメリット
- 高い場所のものが見える。取れる。
- 汚れた地面や苦手な芝生などに触れなくて済む。
- ハイハイよりも、好きな場所へ早く辿り着くことができる。
立ち上がりを促すために効果的だったこと
自分で立ち上がった時だけ、たかいたかい!
ダイナミックな揺れ遊びが好きなぽんすけに一番効果的だったのは、
「自分で立ち上がった時だけ、たかいたかいをしてあげる」
というリハビリ(遊び?)でした。
どうしてもたかいたかいをしてほしいぽんすけは、
必死で立ち上がろうとしてくれました。
今までのリハビリは、大好きなくるくるチャイムを高いところに置いて
立ち上がるように促すという方法。
しかし、慣れてしまい、大好きなおもちゃを上の方に置かれることを嫌がるように。
(リハビリ慣れです。)
\みんな大好きくるくるチャイム/
大好きなおもちゃについてはこちら↓
重度知的障害児の母が選ぶ【おすすめおもちゃ10選】&選び方の基準
【予算別まとめ】重度知的障害児がホントに喜ぶプレゼント13選!
そこで先生が、たかいたかい作戦をあみだしてくれたところ、
効果抜群だったのです!!
苦手な芝生の上に座らせる
芝生が苦手なぽんすけ。
苦手な場所に座らせて、少々嫌がっているところで靴を履かせて立たせてあげます。
すると、「立てば芝生に触らなくて済む」ということを
なんとなくですが理解している様子でした。
現在の様子
0歳からリハビリを続け、5歳11ヶ月で歩けるようになったぽんすけ。
8歳現在、まだまだ危なっかしい歩き方。
長距離では車椅子が必要ですが、短時間であれば小走りができるまでに成長しています!
7歳になる重度知的障害ボーイの育ちの経過と現在の様子はこちらから。
\長男が履いている靴はこれ!療育センターで勧められて購入。ハイカットで足首が安定するので歩きやすい様子。/
まとめ
歩くためには、体のリハビリをして、
筋力だけつければ良いものだと思っていました。
しかし、ぽんすけのように
慎重で怖がり、さらに現状満足派(好奇心少なめ)の場合、
本人が立ちたい、歩きたいという意識を持ってくれなければ歩かない
ということを知りました。
実際に歩けるようになったのは5歳11ヶ月と長すぎる道のりでしたが、
この意識付けの面を気付かせてもらえたおかげで
諦めかけていた「歩くこと」ができるようになりました!
一人一人身体の状態は違うのでみんながみんな同じではないと思いますが、
ぽんすけの場合に効果抜群だった方法を、ご紹介させて頂きました。
どなたかの参考になれば嬉しいです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
低緊張の長男の育ちはこちらにまとめています。↓
\リハビリが面倒なときはこちらの記事をどうぞ/
コメント