障害者手帳を取得するメリットとデメリット【障害児の母目線で解説】

障害者手帳のメリットデメリット
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  • 「障害者手帳を取得するメリット、デメリットがいまいちわからない。」
  • 「我が子に障害があるかもしれないけれど、障害者手帳を取得するか迷っている・・。」
  • 「将来子どもに不利益があるのでは・・?取得は控えた方がいいよね。」

子どもの障害者手帳を取得するメリットは何か、デメリットは無いのか

不安に思われている方や、取得するか迷っている方はとっても多いです。

私自身、我が子に知的障害があるとわかってから約6年。

障害者手帳を取得してから、数々のメリットを享受することができています。

デメリットは・・今のところ見つかりません。

ここでは、障害者手帳を取得することについての

メリットデメリットから考え方まで、

障害児の母」という立場から詳しく解説していきます。

この記事を読めば、障害者手帳を取得することに対する不安が

スッキリ解消されるはずです!

筆者紹介

  • 神奈川県横浜市在住
  • 最重度知的障害&肢体不自由児の7歳長男(ぽんすけ)と、4歳長女(みーさん)を育てる母
  • フリーランスでカメラマンをしながら、仕事と障害児育児のあり方を模索中

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目次

そもそも障害者手帳とは?

まずはじめに、障害者手帳には3種類あるので簡単に解説します。

①身体障害者手帳

身体の機能に一定以上の障害があると認められた方に交付される手帳。

②療育手帳(愛の手帳)

児童相談所又は知的障害者更生相談所において、知的障害があると判定された方に交付される手帳。

③精神障害者保健福祉手帳

一定程度の精神障害の状態にあることを認定するもの。

長男は、①身体障害者手帳と、②療育手帳(愛の手帳)を取得しています↓

障害者手帳を取得するメリット7つ

メリットは沢山あります!手帳の種類や等級、自治体によっても変わってきますが、

主なメリットはこちらの7つ。

  1. 所得税や住民税の所得控除が受けられる
  2. 自動車税の減免
  3. 公共料金の割引や減免
  4. 医療費の助成
  5. 各種割引サービスが受けられる
  6. 手当の支給がある場合も
  7. 将来の選択肢が増える!

他にも、横浜市の場合はオムツ代の給付制度もあるのですが、

全国的ではないようなので今回は省きます。

メリット① 所得税や住民税の所得控除が受けられる(税金が安くなる)

障害者控除(扶養している場合)

区分控除額
障害者27万円
特別障害者40万円
同居特別障害者75万円

上記の金額が、課税所得から控除されます。

ちょっとわかりにくいですが、これが案外大きいのです!

所得税率は収入によって変わり、5〜45%です。

我が家の場合、特別障害者(重度)と同居になるので、75万円分は所得税がかかりません。

所得税を20%で計算すると、年間15万円も税金が安くなっていることになります!

国税庁ホームページ(障害者と税)

https://www.nta.go.jp/publication/pamph/koho/kurashi/html/03_2.htm#:~:text=%E5%8F%97%E3%81%91%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82-,%E6%89%80%E5%BE%97%E7%A8%8E%E3%81%AE%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E8%80%85%E6%8E%A7%E9%99%A4,%E3%81%AB%E3%82%82%E9%81%A9%E7%94%A8%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

メリット② 自動車税の減免

私の住む神奈川県では、

「障害者の方と生計を一にする方の所有する車1台に対して、自動車税の減免」

を受けることができます。

通常の自動車であれば、年税額で45,400円を限度として減免になります。

障害児の通う療育機関や病院は、どこも不便な場所。

障害児を育てている家族にとって車が必要になることは多いです。

我が家も例外なく車が不可欠なため、とてもありがたい制度です。

神奈川県ホームページ(障害者の方が使用する自動車税の減免)

ttps://www.pref.kanagawa.jp/zei/kenzei/a005/b001/001.html

メリット③ 公共料金の割引や減免

子どもの障害における公共料金の割引や減免については、

以下の二つを利用させてもらっています。

公共料金の割引や減免@横浜市

粗大ごみ処理手数料の免除:年間4個まで粗大ごみ処理手数料無料。

水道料金等の減免:水道料金の基本料金相当額と下水道使用料の基本額相当額が免除。

メリット④ 医療費の助成

子どもの医療費は、各自治体で助成制度があります。

しかしながら所得制限に引っかかるなどした場合に、利用することができます。

また、大きくなってからもリハビリや通院が必要なことが想定されるため

ありがたい制度です。

医療費助成の対象@横浜市

・1級・2級の身体障害者手帳の交付を受けている方

・知能指数が35以下と判定されている方

・3級の身体障害者手帳の交付を受け、かつ知能指数が50以下と判定されている方

・1級の精神障害者保健福祉手帳を交付されている方

横浜市ホームページより

詳しい記事はこちら↓

メリット⑤ 各種割引サービスが受けられる

お出かけをする際、障害者手帳を持っていると割引サービスが受けられたり

配慮して頂けることが多いです。

電車やバス代の割引や、入園料の割引などなど。

詳しくはこちらの記事に書いています。↓

外出時は、ヘルプマークを活用すると周囲に気付いてもらえます。↓

メリット⑥ 手当の支給がある場合も

障害の程度によって、こちらの手当をもらえる可能性があります。

所得制限が設けられていますが、該当する場合に支給を受けることができます。

将来のために残したり、装具や入院など何かとお金のかかる障害児育児の

助けになります。

手当の支給@横浜市

メリット⑦ 将来の選択肢が増える!

手帳を取得しておくことで、将来「障害者雇用」の枠を利用することができます

一般企業の就職につまずいてしまった際、この枠があるかどうかはとても重要。

大人になってからいきなり障害者手帳を取得するのは難しい場合があると聞きます。

一度でも手帳を取得した履歴があるのと無いのとでは大きな差

小さいうちに手帳を取得しておくと、

大きくなって困った時の助けになるかもしれません。

ちなみに我が家の長男のように最重度知的障害の場合、

現在の世の中では「障害者雇用」の枠を利用しての就職(就労)は難しそうです。

いつか重度の障害者雇用の枠も増えていけばいいなと夢見ています。

障害者手帳を取得するデメリット

デメリットをあげるとすれば、下記の二つです。

デメリット① 取得までに労力と時間がかかる

例えば、身体障害者手帳の取得であれば、医師の診察と診断書が必要です。

そして、療育手帳(愛の手帳)を取得する場合には、発達検査(心理検査)が必要。

それぞれ結果をもとに区役所へ申請して、1〜3ヶ月程待ってようやく取得になります。

デメリット② 診断書作成時にお金がかかる

診断書の作成時には、約1,000〜3,000円の診断書作成代がかかります。

手帳の取得は、周りにバレる?

「我が子の障害者手帳を取得して周りにバレてしまうのがイヤ。」

「将来不利になるかもしれないから取得を迷っている。」

という悩みは本当によく聞きます。

しかしながら、障害者手帳の取得は自ら発信しない限り

周囲や将来の就職先にバレることはありません。

(区役所からの情報は漏れません。漏れたら大問題です。)

デメリットを踏まえた上でも、圧倒的にメリットが勝ると考えています。

手帳の取得が周りにバレるかどうかについては、別の記事で詳しく書いています。↓

まとめ

障害者手帳は、本人や周りが生きやすく過ごしやすくなるための証明書です。

我が子に障害があるとわかった時は、本当にショックでした。

定型発達の子どもよりも手がかかり、

肉体的、精神的、そして金銭的な負担も増えます。

そんな中、一生懸命手続きをしてお得をゲットすることによって、

ほんの少しだけですが、私自身が救われました。

気休めかもしれませんが、日々の大変な生活の中で

「手帳があれば動物園がタダで入れるし、みんなで出かけよう!」

「自動車税の時期だけど、我が家は減免でありがたいね。」

こういったお得な制度のおかげで、

ちょっとだけ頑張れる(踏ん張れる)部分があります。

メリットの多い障害者手帳を取得して、受けられるサービスをフル活用する

これが本人にとっても育てる側にとってもベストな選択だと思っています!

どなたかの参考になれば嬉しいです。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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