早期療育はいつから必要?実際に2歳から通ったメリットや効果を解説

早期療育はいつから必要?2歳から児童発達支援や療育センター、地域訓練会へ通った効果
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  • 「早期療育が良いって聞くけれど、本当に必要なの?」
  • 「実際に何をするの?効果はあるの?」
  • 「早期療育を始めてたいけれど、何から始めて良いのかわからない。」

世間では、早期療育が良い!とよく言われますが、実際本当に必要なのでしょうか。

そして効果はあるのでしょうか。

私自身、長男の障害がわかってから不安でたまらず

すぐに早期療育と言われている場所を探して通い始めました。

もともと1歳から通っていたリハビリ(PT/理学療法とOT/作業療法)に加えて

通い始めたのがこちらです。

  1. 児童発達支援
  2. 療育センターのグループ活動
  3. 横浜市独自の地域訓練会

実際の効果はというと・・・

それぞれに本当に意味があり、通った効果が沢山ありました!

本日は、障害のある子が就園前から行ける療育の場と、

早期療育のメリットや効果についてご紹介します。

未就園のお子さんに、何かできることはないかと探している方の参考になれば幸いです。

筆者紹介

  • 神奈川県横浜市在住
  • 最重度知的障害&肢体不自由児の7歳長男(ぽんすけ)と、4歳長女(みーさん)を育てる母
  • フォトグラファーをしながら、仕事と障害児育児のあり方を模索中

このブログが目指していることや、詳しいプロフィールはこちら

目次

障害児の早期療育①|児童発達支援

児童発達支援とは

日常生活における基本的な動作を習得したり、

集団生活に適応するための訓練など個別の療育プログラムを

個別支援計画に基づき提供してくれます。

未就学の障害児(および学籍のない18歳未満の障害児)が対象です。

通うためには、市区町村から交付される「通所受給者証」が必要です。

通い始めたきっかけ

障害がわかってしばらくしてから、障害児ママから児童発達支援の事を

教えてもらいました。

「民間の事業所はどこもいっぱいで、予約待ちみたいだよ」という言葉に焦り

とりあえず予約待ちをしようと連絡。

2駅隣にある児童発達支援の空きを待って、約3ヶ月後から通い始めることができました。

一番最初に通ったのはLITALICO(リタリコ)ジュニア

有名なLITALICO(りたりこ)という児童発達支援です。

2歳〜4歳まで通っていました。

1対1で、その子に合った内容で指導してもらうことができます。

ぽんすけが通っていた場所では、外側からだけ見えるマジックミラーで

指導の様子を見ることができました。

分離で約50分間の個別プログラムの後、約10分間のフィードバックがありました。

児童発達支援LITALICO(リタリコ)に通ってみた効果

今考えると、こちらはもう少し軽度の子が通うところだったのだろうと思います。

しかしながら重度のぽんすけにとっても、効果的だったと感じることが

いくつかありました。

▼母子分離ができるようになった

2歳の時には、母と離れると大泣きでした。

しかし回数を重ねて場所に慣れたこと、

そして毎回先生が全力で遊んでくれた結果、楽しいと気付いたぽんすけ。

最後の方は自ら部屋に入っていくようになりました。

▼好きなおもちゃの幅が増えた

2歳当時、ぽんすけの遊べるおもちゃは本当に少なかったです。

そんな中、リタリコには沢山のおもちゃがあるため

その中から毎回先生方が色々と試してくれます。

そのおかげで、少しずつ他のおもちゃに興味を持ってくれるようになりました。

全ての成長発達は興味関心から始まるため、

ここで好きなおもちゃの幅が増えたことは大きかったです。

現在は、以前より増えて好きなものがいくつかあります↓それでも少ないですが。

▼番外編1:先生との面談で発見があった

よく担当してくださる先生のお子さんも障害があるということで

色々話を聞くことができました。

その頃から(今も)ぽんすけは便秘で、ウンチをするたびに大泣きしてしまい

悩んでいました。しかし先生と話す中で理由が明らからに。

先生のお子さんも発語が無い時に同じように排便の度に大泣きしていたそうです。

高校生になり言葉が話せるようになってから、なぜあんなに泣いていたのかと

お子さんに聞くと

「ウンチを出すのが怖かった。体の中のものが全部出ちゃいそうで。」と!

その話を聞いた時に、ぽんすけも出すのが怖いに違いない!と思いました。

その他にも、やはりプロの方の意見は参考になることが多かったです。

▼番外編2:電車に慣れることができた

電車に乗って通っていたため、公共機関を使う練習にもなりました。

今でも電車は大好き。落ち着いて乗っていることができます。

こちらにも書きましたが、電車代は半額になります。↓

障害児の早期療育②|療育センターのグループ活動

地域療育センターとは?

0歳から小学校期までの障害児の療育に関する相談・診療・指導等を行う場所。

地域の療育センターと繋がるためには、

通常直接療育センターに問い合わせる必要があります。

今はどうかわかりませんが、ぽんすけがまだ小さかった時は、

軽度の子はなかなか診てもらえず長い期間待たされたという話をよく聞きました。

そのため、我が子の発達に不安を感じた際には早めに連絡だけでもして、

予約を取るのが良いのかなと思います。

ぽんすけの場合は重度で1歳になる前からリハビリで通っていたこともあり、

必然的に繋がることができていました。

その中で、何かリハビリの他にできることがあれば教えて欲しいとお願いしていたため、

途中からグループ活動に参加させてもらうことができました。

地域療育センターのグループ活動に通ってみた効果

こちらは、障害の状態が似ている子同士、数人でグループを組んでくれるので

似たような状況のママに出会えたということが大きかったです。

就園前の月に1回だけの活動でしたが、その集まりでママ達から

沢山の情報をもらうことができました。

実際、ここで知り合ったママから自動発達支援のことを教えてもらい、

おかげで早くから通うことができました

また、わからないことだらけだった中で

専門の先生のお話を聞くことができ、不安の解消に繋がりました。

3歳からは療育センターの通園が始まりました↓

障害児の早期療育③|障害児地域訓練会@横浜市

地域訓練会とは?

地域訓練会は、横浜市が運営費を助成し障害児の保護者等が自主的に組織

している会です。

地域において障害児を対象に生活指導や機能回復訓練などを実施しています。

私は、ぽんすけの障害がわかってから参加した集まりで、

地域訓練会のことを知りました。(こちらにもチラリと書きました↓)

最初に通った地域訓練会は身体には障害が無い発達障害の子が多く通っていました。

当時お座りもままならなかったぽんすけですが、

温かく迎えてもらい2歳から6歳までの長い間お世話になりました。

そのうち療育センターの通園が始まる3歳までは、

週1回9:45-13:00まで、お弁当を挟んで預かってもらっていました。

家族のようにあたたい先生やボランティアさんがマンツーマンで

見てくれました。

その間、母達は別室で情報交換。

と言っても、お菓子を食べながらのお喋りタイム。

同じように悩むママ達とのお喋りは、時にみんなで泣いたり大声で笑ったり、

ストレス発散の時間になっていました。

地域訓練会に通ってみた効果

保護者の自主運営になるため役員仕事が発生してしまうのですが

それを踏まえたとしても、得るものの方が大きかったです。

▼人が好きになった

母や家族以外の人と長時間過ごし、愛情いっぱい接してもらえたことにより

人が大好きになりました。人好きは、今も変わっていません。

▼体力がついた

ぽんすけが所属していた地域訓練会は、雨の日以外は外遊びがメインの活動。

そのため、肢体不自由児であるぽんすけも、

先生やボランティアさんに抱えてもらいながら、

滑り台やブランコ、砂場で思いっきり遊ぶ楽しさを教えてもらいました。

母だけでは、なかなかここまで頑張れません。

おかげで今でも外遊びが大き。本人の体力もつきました。

▼ママ達との繋がりができた

こちらは私のことですが、週1回、同じ場所で必ず会える

仲間達がいるのは本当に心強かったです。

障害児のママならではの悩みを、心置きなく話すことができました。

▼生きた情報が沢山入ってくる

こちらも私のことです。上の学年のママ達からは、ネットには載っていない

情報を沢山もらうことができました。

就園や就学に向けて色々な判断することが多いため、

何でも聞ける環境はありがたかったです。

現在は、ぽんすけの体の発達状況を考えて、

重症心身障害児が集まる別の地域訓練会に所属しています。

こちらも音楽療法やバーベキューに宿泊イベントなど、

大人も子どもも楽しく参加できています。

早期療育のメリット

分離ができるようになった

保育園などに通っていなければ、就園前に分離する機会は少ないと思います。

離れることに慣れていない場合、

泣いて暴れてしまった時に体が大きくなってからでは大変です。

早いうちから慣らすことができて良かったと思っています。

小さな頃から多くの人と関わることで、人が好きになった

「人が好き」は、障害を持つ子にとって大事な要素だと思っています。

人と関わらずに生きていくことはできませんし、

重い障害のある子の場合、どうしても人の手を借りて生活することになります。

小さなうちから沢山の人と関わってきたことで、

現在は誰からの介助でも受け入れられるようになっています。

専門家のアドバイスを聞くことができた

早い段階で専門家のアドバイスやお話を聞けたことで、

私自身の成長に繋がりました。

突然「障害児の母」になって、わからないことだらけ。

早期療育のおかげで多方面の専門家の方のお話を聞くことができ、

自宅での対応や接し方の勉強をすることができました

まとめ

私がぽんすけと一緒に通っていた早期療育と呼べるものは

本日ご紹介した3つです。

振り返ると、通っていた全てに意味があったと思っています。

この時期、私自身、障害のことについて何の知識もありませんでした。

そのため、ぽんすけの障害について知る期間だったという気がしています。

(まだまだ分からないことだらけですが。)

また、2人で家にいるよりも、外に出て人と話したりアドバイスをもらうことで

1人で抱え込まずに済み気が晴れるという側面もありました。

そして一番は、ぽんすけがいまだに人が大好きということです。

小さな頃から多くの人と関わってきたことで得た「人好き」は、

今後の人生の糧になるだろうと思っています。

無理のない範囲で、子どものためにも自分自身のためにも

早期療育の場を探してみるのも良いのかなと思います。

どなたかの参考になれば嬉しいです。

最後までお読み頂きありがとうございました。

早期療育はいつから必要?2歳から児童発達支援や療育センター、地域訓練会へ通った効果

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